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うしろめたさのPhotoback
今朝、「クロネコヤマトのたっきゅーびん♪」のおにーさんが届けてくれました。
Photoback
たったの1冊ですが。


うしろめたさのPhotoback_a0028561_1450369.jpgそれは昨年7月のこと。
夫の元に
「「私の春」フォトコンテストにご応募いただきありがとうございました。
この度、デジカメ写真集「フォトバック」の無料作成権の抽選に当選されましたのでお知らせいたします。」

というメールが届いたのです。

光陰矢の如し、厚切りポテチを堪能している間に2005年の12月31日、その使用期限がやってまいったのでございました。
しかしながら夫は多忙を極めており、フォトバック用のファイルをチョイスする元気すらない様子。
そんなわけで、大晦日、使用期限3時間前、「フォトバック」の無料作成権を私めが譲り受けたのでございました。






3時間。
写真をきれいに補正するどころか、じっくりと選ぶ暇すらありません。
もちろん、構成立てなんかもその場の思いつきでだだだっと。
いい加減といってしまえばそれまでですけどね。

でもね。

外付けHDの奥深く(?)に眠っていたかれこれ5年近く前の画像ファイルを開きつつ。
と同時にさらにはるか昔の記憶もたどりつつ。

それはもはや形など成してはいなかったけど。
もやもやとした光や色。
ぐるぐるとした陰や虚。

遠く薄れてしまうことで救われることもあるんだなぁ。
だから、とにかく長く生きたいという人間の欲望を否定できはしないなぁ。
などと思いつつ。

お。そういう意味では大晦日の夜にはとてもふさわしい儀式のような気がしてきた。
うんうん。

ま。つまり。
そんなこんなで。
電車で1時間の近場に住んでいながら、
もう3年近く会っていない母と母の旦那さまに贈るべく、
フォトバックをつくったのでした。

無料作成権もらったから...だけど。
お二人の写真は昔のコンパクトデジカメで撮ったやつしかないから
低解像度あんどjpeg圧縮きつくて輪郭とかアレアレになっててひどいけど。
私の誕生日にチョコレートを贈ってきてくれたので。
そのお礼の電話をしたら母の旦那さまに
「お正月には来るの?たまにはお母さんに顔を見せてあげなよ」と言われつつ、
行きもしなければ電話もしていないので。

このなんとも背中がじゃりじゃりとする「うしろめたさ」に言い訳をしてあげるべく。

ね。

さぁ、もうひとがんばり。
手紙を書いて同封して。
クロネコヤマトで出しにいこう。


ちっ。
きはずかしいぜ。
by neco_no_koolon | 2006-01-13 16:03 | KURO帳


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